いや…ただキラシンの学園パラレルが書きたかったんですけどとりあえず妄想を書きなぐってる感じで…あはは








痴漢






桜に埋まる並木道、その道を行き交う新しい制服に身を包む新入生達が電車内からでもその姿を捉える事が出来る特等席。
扉すぐ側、同じく新しい制服に身を包みながら外を眺める少年、シン・アスカは春特有のピンク色一面をボーと眺めていた。
通う学校はかなり離れてはいるのだが、乗り換えは無く下り方面な為に途中から急行へと変わるこの路線、
途中の急行へと変わる大勢が乗り降りする駅で上手くすればシートに座れるというメリットが多々あった。
そんな急行となる駅まであと6駅、挟まれる人ごみを我慢しつつ彼はこの息苦しさを我慢する。
暫くすると彼の表情は次第に険しいものと変わり、もぞもぞとその身を動かしていた。
その原因は後ろの下半身を撫で回す一つの掌。
所謂『痴漢』。
文句言ってやろうかと思う所だが正直男が痴漢されてあまり格好良いものでも無く、だからといって助けを請うなど尚更格好が悪い。
クールなイメージ路線でいこうと思う彼はこんな事態に最初から変な噂でも立てられたらと痴漢撃退を諦めざる得なくなる。
抵抗が無いと判ると撫で回す手は前の方へと移動を開始する。
密着される身体、その相手からなのかシャンプーの良い香りが流れ、その香りからか相手は痴漢では無く痴女かもしれないと認識を変えた。
耳元から吹かれる甘い息、ズボンの上から撫で回す右手、そしてブレザーから覗くシャツのボタンを下から丁寧に外していく左手。
この痴女らしき人物は好き放題であった。
ある程度外されたシャツのその隙間から左手が滑り込み、そのまま迷いなく乳首に触れるとキュっと挟み込む。


「…んっ!」


思わず零れる声にシンは慌てて自分の手で口元を塞ぐ。
撫でる下半身はいつの間にかファスナーが下ろされており、下着の中へ素手が入り込むと軽く堅くなる肉棒を握り上下へ動かしてきた。


「ふっ!…んっ、んん〜〜っ!!」


耳穴を舌で弄られ、慣れない三ヶ所の愛撫にシンはされるがまま、そのあまりな気持ちよさから次第に甘くなる吐息が繰り返される。
すると…


「気持ちいい…?」


驚いた事に痴女だと思われたその人物は自分と同じくらいの歳である少年だった。
ハスキーボイスな女性だと思えばどんなにマシだったかと思うのだがその話口調から少年だと言うのがわかる。


「君…可愛いね。いつもこの時間に乗るの?」


電車の音でかき消されてはいるが熱くなる雄を弄られクチュクチュと水音が鳴り、それが周りにバレるのでは無いのかと質問に対しまともに
答えられず気が気では無い。


「ね、答えてよ」


亀頭をグリっと指で刺激を与えられ、思わず欲望を放つかと思われたが握り締められる竿にそれは許されず、男性特有の苦痛が脳内を
仕切っていた。
答えずにいればそんな状態が続けられてしまうと思い、素直に相手に対し質問に答える。


「くぅ…っ、ぁっ、初めて…だから、いつもより…早めに…んんっ…」
「そうなんだ…偉いね」


ご褒美と言わんばかりか塞ぎ止められたきつく握る肉棒を再び上下へ動かすと、既に限界へ訴えていた為あっけなくその掌へ弾ける。


「んん〜〜〜〜っっ!!」


吐精からの脱力でその身体は今にも崩れそうだったが相手の少年はそれを許さず、シンの放った白い液を後ろの蕾の入口へ塗りこむと
一本内部へ差し込んできた。


「ひっ?!」
「しっ…。静かにしないと聞こえちゃうよ」


抜き差しを繰り返すその異物感に気持ち悪く、寄りかかる透明の窓は熱く放つ吐息によって一部白い曇りを見せていた。
一本が楽に入れば次第にその本数は二本へと増え、シンはその圧迫から耐える事しか出来ないでいる。


「もうすぐ駅着いちゃうからこれプレゼントv」


親指程の物体らしき物を解された内壁へ奥まで埋め込み、乱れた衣服を慣れた手付きで元に戻していく見事な動き。
すると駅員によるアナウンスが流れ、本当に駅に着く事を知る。


「コレ取ったら駄目だよ?代わりに君の大切な物を預かっておくから返して欲しかったら昼に自分の学校の生徒会室まで来てね」
「?」


いつの間にかその手から見せるのは妹とお揃いであるピンクの携帯。
事件の絶えない世間から心配しての親から与えられた大切な通信機械、たしかに大切な物に違い無い。
文句言おうと思えば停車する衝撃にそれは叶えられず、入れ替えられる人々に紛れ相手の少年はいつの間にか姿を消していた。


(アイツは一体何なんだよ!)


唖然と立ち竦みボーとしている間にもシートは人に埋まり、結局目的地まで気だるい身体で立ったままという最悪な結果で終わった…。









to be continue…





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