めでたく旧小説館10000HITキリリクして下さった朔様のリクエストで神アレかラビアレという事で、
初書きチャレンジラビアレにさせて頂きました☆
ただ指定モノが良いのかどうか…(汗)
基本はエロ好きな管理者なので(笑)
宜しかったらご感想お待ちしておりますv
設定はネタバレになってしまうのですが現在本誌での話を絡ませています。
ラビとの二人きりになる設定としては現在の本誌設定が都合良いので…。
ちなみに師弟前提ラビアレ♀です。








眠レナイ夜ニ眠ラナイ夢ヲ







師匠と離れてもう大分経つ。
3年の修行は長い様でいつの間にか時は過ぎ、共に過ごした愛しい人と離れ15となった今では自分の隣にアノ人はいない。
この教団に来てからまるで空洞が出来た様なそんな淋しさが。
特に夜、いつも一緒のベッドで過ごしていた今では孤独な空間を一人涙していた。
わかっている、いつまでも甘えてはいけないと。
今は立派なエクソシストなのだから。
だけどいつも感じていた温もりを忘れられず愛しい人を思い浮かべながら一人身体を慰める事もしばしばあった。
普段は人にそんな顔を見せたり弱音を吐いたりはしないが『ある一人』は僕の気持ちを見抜いていた。







「汽車…行っちゃった…」


任務に向かう間、同じ任務のパートナーでもあるリナリーと揉めてしまい、でもそれは許してくれたのかな?
とボーと考えてる間に間抜けにも汽車が出発してしまった…。


「とりあえず次の汽車に乗って目的地まで行けば皆待っていてくれるかも」







「へ?今日の汽車は終わり??」


少し離れた地方では都会と違い汽車の本数が少ない上、終わりも早い。
目的地まではまだ離れている、流石に歩いて行ったとしても時間がかかりすぎて次の日の汽車に乗っていったとしてもそう時間は変わらない。
途方にくれていると遠くの方から誰かの声が聞こえてくる。
遠くと言っても後ろでも前からでも無く…


頭の上。


「アーレーンーーーーーーーー!!!!!」
「!!?」






「…ごめんなアレン?」
「………」


汽車に乗り遅れたアレンを迎えにきたのはリナリー同様任務のパートナーでもあるラビ。
ラビのイノセンスは遠くへの移動が出来るというメリットがあるがどうにもブレーキの加減が難しいらしい。
まぁアレンが怒っているのは言わずとしれずラビの着地に激突したから。
それと、その激突した時の体制が…


「えっと…その、触っちまったの…怒ってる?」
「…別に」


激突の拍子にラビはアレンの胸を鷲掴み、と言うお約束。


「もうそんなのどうでも良いから宿探すんでしょう?」
「あ、うん…そうっス…」


リナリー達には連絡用ゴーレムで連絡取り、明日には合流する事になった。
そして自分達は漸く見つけた宿に…


「「は?」」
「いやぁスミマセンねぇ、こんな小さい村の宿なもんですからいつも部屋が埋まっちゃって部屋が1つしか空いてないんですよ〜」




「大丈夫大丈夫、俺アレンよりお兄さんだししっかりしてるから」
「あまり関係無いけどね…」


(まぁラビは異性というより本当に兄弟みたいな感じで無害っぽいし)


結局二人は1つの部屋を借りる事になった訳だがベッドは1つ、さてどうするかという問題にラビの口が先に開く。


「いいよアレンはベッドで、俺はソファーで寝るから」


こういう優しさは本当にお兄さんっぽいと一人っ子のアレンは嬉しく思う。
だがダブルという大きさは過去共に寝ていた愛しい人を思い出す。


(何か一人は淋しいな…)


淋しいと人の温もりを欲してしまうもの。
アレンはソファーに移動しようとしているラビの袖を掴み…、


「一緒に寝よ…?」


「はい?」とラビの普段たれ目の顔は真ん丸くこれもかと言う位見開く。
目を潤ませ申し訳無さそうな姿は寂しがり屋の小さい子供に似ている。
そんな可愛らしいお願いに当然断わる事も出来ず、結局二人は同じベッドで寝る事になった。






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