驚いた。
正直経験豊富な俺だが…
アレンの身体は天性の名器だと思った。
絞めつけが堪らなくイイ。
自分の言葉通り、
優しくする余裕さえ無くなる程。


「…くっ」
「ぅ…っ、ふ…ぅっ!イタ…っ」


痛いのも判る、俺のモノは平均より大きいからな。
だからこそ労わってやらなきゃいけないのだが…
これ程の意外性を持ってたとは…俺も運が良い。


「アレン…力を抜け」
「あ…んっ!わかんな…でき…せんっ…くぅ」


辛そうに顔を歪めるアレン。
年齢的には十分な体付きだがクロスの大きな肉棒を受け入れるにはまだ余裕が無かった。


…ならばもう少し濡らさせる必要があるか。


まだ先の方しか受け入れてない状態のまま、クロスはアレンが敏感だと思われる箇所に愛撫を執行に触れる。
敏感な身体なら花弁内での蜜の分泌が増えるに違いない、少しでもアレンが楽になる様、弱い箇所を攻め立てた。
案の定アレンも自分の弱いポイントに反応を表してくる。


「は…ぁっ…、あ…んんっ」


締め付けていた内部も緊張と共に解れ始め、クチュ…と部屋に響く水音が次第に大きくなり、アレンの苦痛が
和らいで来たという事がよく判る。
胸のツンと尖った小さい蕾を攻め立てると震える身体に連鎖して蜜壷内がギュッギュッと伸縮を繰り返す。
アレンの一番弱いポイントだ。
そうと理解した途端、胸の愛撫をしつこいという程吸い付く。


「ひゃっ!そこばっか…嫌…っ」
「何が『嫌』だ、ココ舐めるとアソコがヒクヒク俺を締め付けてくるぞ?」


生々しい台詞にアレンの羞恥が高まる。
しかし実際に乳首を攻め立てられるとそこから連動するように下部の刺激が湧き上がり、先程の解放感を
求める高ぶる快楽がまた再び甦る。


「し…しょ…ぉ、気持ち好すぎて…ぁんっ、また変に…んん!」
「…っ、もう少し我慢出来るか?」


漸く全て収まるクロスの自身をゆっくり動かす。
アレンも圧迫感に慣れたのか、残された快楽のみを追い求める様に、度々伸縮を繰り返しクロスを絶頂まで追い上げていく。
そんな室内からは二人から漏れる荒い息遣いと溢れる水音だけが響いていた。
次第にアレンの絶頂まで上り詰めてきた時クロスも自分の限界が近づいた瞬間動きが激しく為り始めてきた。


「ああっ?!やぁっ…はげし…っ!!!だめ…だめぇ!!」
「く…っ、アレン…イクぞっ!」
「僕も…っ、あん!イッちゃう…!!や、あ、あぁぁぁぁ!」


激しくオーガズムを感じた瞬間、アレンは大きな解放感によって思考が真っ白に意識が遠のいていくのが解る。
だがクロスの放った体液が自分の中でドクドクと流れてるのが判るとその心地よさにまだ意識を逃したく無かった。


「はぁ…はぁ…、師匠の…熱くて…僕のアソコの中、気持ち好いです…」
「…馬鹿、またそんな悦ばせる様な事言うと俺の理性が保たないだろう」
「ふふ、師匠だったら…構わないですよ」


何て可愛い事を言うのだろうか?
あまりの愛しさにクロスの肉棒は再びアレンの中で膨張する。


「あ…、し、師匠!?」
「言葉はちゃんと選んで使えよ?あまり可愛い事言ってると流石の俺でも我慢は出来ないからな」
「でも、でも!まだ僕イッたばかりで…」
「自分の発言に今更後悔するなよ?アレン」
「え、や、あの…ふぁっ!あん!!ちょ…待って」


再び元気を取り戻し第2ラウンド目に突入する二人。
このまま夜更け過ぎるまで部屋中は愛のエクササイズが耐えなかったと言う…。













「そういえば、聞きたかったんですけど何故本部に行く際『女』で登録しろだなんて言ったんですか?」


元はそこからが始まりだった。
しかしクロスは自分の中の嫉妬心をアレンには秘密にしていたかった。
格好悪い男のプライド、実に下らない理由。


「ん?ああ、『女』で登録すればお前のミニスカ団服姿を拝めると思いきや尽く裏切られたんでムカついた」
「…そんな理由で僕は師匠に『お仕置き』されたんですか?」
「ア、アレン?」


アレンの背後からはドス黒いオーラが立ちこめている。
そりゃそうだろう、私欲に走った下らない理由に押し倒されたのだから。


「僕は今回こそ師匠がそういう人間なんだと理解しました…」
「アレン、怒ってるのか…?」
「師匠のバカーーーーーーーーーーー!!!!!!」


今迄付き合っていた女は腐る程いたが、自分を思いっきり平手打ちしてきた女は他にはいないだろう。
そういう意味では俺に相応しいと言うか、『最強』の女だ。
当分面白くなりそうだからまだアイツには本音は言わない。
アイツがもう少し大人になって、


エクソシストとして立派な一人前になった時に…


俺の本音聞かせてやるよ。


それまでは…


尽く可愛がってやるからな、覚悟しろよ?馬鹿弟子。





Fin






●言い訳● 漸く終わった… つか短編の筈が長編って…一体。 しかも最終的にはクロス思考で完結だし! アレンの受難は絶えません。 続編でなら短編小説出来るかなぁ〜 オヤジ的クロスとかも書いてみたいかなって(笑) 初D.グレ小説にここまでお付き合いして下さってありがとうございました☆ 小説に関して感想等聞かせて頂けると嬉しいです。 ヘボイけど… 次はホモネタかなぁ〜





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