ずーーーーっと考えてはいたアスキラ×シンのパラレル話です。
話のどっかしら被るかなぁ〜と考えつつも所詮自分が書きたいと思う業界なのですから気にするの止めました。
話が長くなりそうな予感もあるのでとりあえず新連載って事で。
運命キャラとかもその内出したいかも。




種から生まれる運命






@僕達の遺伝子







もう僕達が戦わなくても良い世界となった。
まだ完全の平和とは言えないが通常に暮らすには問題無い。
僕等は男同士、世間ではまれに同性愛がいたとしてもそこまで邪険にはされずに済んでいた。
そう僕キラ・ヤマトとアスラン・ザラはずっと昔から心惹かれ、だが戦争が僕達を引き離し、そして敵同士に。
辛いこと悲しい事は十分に体験した。
僕達は何と戦えば良いかと本当の戦争の意味を見出し、この醜い争いを終戦させる。
沢山の人はこの傷跡を修復しようと懸命に頑張り、そして1年も経つ頃では住む場所には困らない状態まで回復していた。
一番辛い経験をした僕達はそれを忘れる様普通の生活を送る事を決めるものの、
まだこの世間は同性で戸籍を入れられる訳では無い為、普通に一緒暮らす分には問題も無く気持ちだけでもお互いが夫婦であった。
しかし幸せとは長くも過ぎるとお互いが繋がっている『証』を欲してしまうもの。
それが同性なら難しいと思う所だが自分達の能力を発揮すればそれは簡単に手に入れられた。
二人の遺伝子を組み合わせた新たな命。
それは所謂、


『クローン体』


初めての実験だったが二人の特殊な遺伝子と元々の技術能力によって成功する。
二人はお互いが共働きなので赤ん坊から育てると大変な苦労が目に見えていた。
だがクローン体ならば好きな年齢設定、様々な性格を作る為の環境情報等組み込める事が出来る為、
思う様な苦労は削減されるであろう。
そして完成され生み出された最高のクローン体は髪はアスラン似の鴉色、顔はほぼキラ似の優しい癒し系。
多少アスランのキリっとした感じも出ている。
そんな完璧である二人の子供であり弟、だが瞳の色まではどうしても変えられなかった。
クローンである特徴の『紅い眼』。
しかし世間ではクローンなどあまり細かく知られ渡っていない為か、それ程二人は隠しもせずこの二人の遺伝子を
大事に育てていこうと優しく微笑む。


二人の遺伝子、彼の名を『シン』と名づける事にした。





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