I新・3人の生活













既に日は西へと傾いていた。
俺が目が覚めた瞬間、痛む身体でまず駆け込んだ場所は排泄する場所。
要するに二人分の体液が腹の中にぶちまけられた訳で、もちろん通常の人間ならば平気に腹の中に
吸収や溜めこめられる訳が無い。


「シン大丈夫か?」
「ごめんねシン〜!」


心配するくらいなら外出しにしてくれよ!
数分後に扉から出た俺は慌てていた為に素っ裸でいた。


「随分とサービスだねぇ」
「!?ち、ちが…」


あれだけ出しまくった癖にまた俺を寝室へお持ち帰りしようとする二人にその日は俺のSOSしか聞こえなかった事だろう…。
もちろん次の日も学校を休んだのは言うまでもない。



















「おーい、夕飯出来たぞー」


二人は共働き、だがこの日は土曜である為早めに仕事は切り上げていた。
だが学校が休みである俺はこの日も家事をする。


「あ、今日はシチューだvシンは好きな物沢山作ってくれるから大好き〜vv」


普段は栄養面を考えてるがまぁ土日くらいはそういう類の料理も良いかなって。
それにこうして喜んでもらえると作り甲斐がある。


「シン…俺はブロッコリーは苦手だといってあっただろう?」


いい加減、緑野菜を克服しろって話だ。
人が作ってやってるにも関わらず神経を逆撫でるこの時ばかり俺も大人しくは無い。


「じゃあ自分で食べたいの作って食べりゃ良いだろ?俺は好き嫌い関係無しにちゃんと栄養管理を考えて作ってるだけだ」
「ブロッコリーはあの姿形が苦手なんだ!昔から知ってただろう??」
「アスラン、そういうのを食わず嫌いって言うんだよ?」


ごもっとも。ん?以前同じ様なこと言った気が…


「じゃあ僕があーんしてあげるからチャレンジして食べてみなよ」
「それなら…食べる」


何て言うのかな?これってデジャヴって奴??


「キラは優しいなぁ、それに比べてどこかの誰かは俺ばかり生意気で…。ん?もしかして俺に気にかけてもらいたかったのか?
そうかそうか、じゃあ今夜はたっぷり可愛がってあげないとなぁ〜」
「ちょ…!?俺はそんなつもりは…」
「あ、もちろん僕もそれ参加!明日は休みだしたっぷりシンを可愛がってあげようよv」
「おいおい!勝手に決めるなって!」


「「今夜は寝かせないからv」」




「自分は何のために生まれてきたんだろう…」


こうして新たな今の関係に再度疑問を感じる俺であった。




END





【後記という名の言い訳】
やっと完結いたしました!
個人的にはかなり楽しんで書いた話ですv
またこんな感じの△関係話書きたいなぁ〜
色々感想聞かせて頂きましてありがとうございます。
結構皆さんこの話の続きを気になさっていたのを知って驚きました。
また次回アスキラ×シン話考えたいと思います。
その前にアスシン(ホモ)でずっと温めていたネタを書くかも。
しかもかなりマニアックエロ。
道具使用です。
お楽しみに★





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