「ん…」


お互いの衣服を脱ぎ捨て、照らされる月夜に灯りの無い部屋でもはっきりと姿を捉える事が出来る。
窓から漏れる灯りから当てられる淡い光はアレンの生まれた姿が隠さず曝け出された。
思ったよりも明るく照らされる部屋に羞恥でアレンは自分の身体を隠そうとする。
しかしラビはそれを阻止し、アレンの隠す両腕を頭の両側へ押し付け全身を眺めた。


「やっ、恥ずかしいです!」
「隠すなって、すっごいキレイなんだから」


正直イノセンスによって変貌されている左腕を人に見られるのが嫌であった。
本当の両親が自分を捨てた理由がこの腕にあるような気がして…。
だがラビはそれを気にもせず、正常な皮膚との境目を愛しそうに口付ける。


「このイノセンスがあるお蔭で俺はアレンに会えた。感謝しなくちゃな…」
「僕としては寄生型でない方が良かったです…どうせ適合者なら」


辛そうな表情にラビはアレンの頬に優しいキスを送った。


「俺は寄生型が良かったなぁ〜適合率高いし、何せ貴重だし注目されるじゃない?」
「何、ラビは注目されたいんだ?くすくす」
「でも今はアレンに注目されたいかな〜って」


唇にキスを落とすと耳朶へ舌を絡めるラビにアレンは敏感にも反応をする。
クチュ…と直接伝わる唾液の音、そのイヤらしさにアレンの頬は真っ赤に染まった。
甘噛みし穴の入り口を舌先で触れ、ちゅくちゅくとダイレクトな水音と唾液に湿っている舌の動きが身体中に電流の様にビクビク伝わってくる。


「んん…っ、も…そこは…」
「アレン敏感すぎ…」


真っ赤にして耐えるその姿にラビも興奮を覚えた。
どこを触れても反応示すアレンの姿をもっと知りたく、襟足あたりを指で擽る様にツ…と触れる。
こそばゆい感覚に背中がビクっと震え、口から漏れる呼吸も次第に甘く変化してきた。


「も…、意地悪しないで…」
「我慢…出来なくなってきた?」
「…っ」


遠まわしな愛撫に耐え切れず、アレンの身体からは直接的な愛撫を求めるかの様にピクピク小刻みに震えている。
その愛らしさにアレンの弱いとされる胸元へ…。
しかしそれでも中心へでは無く、その付近の柔らかな皮膚。
あえて焦らすのは感度を高める為。
自分を忘れられないくらいに気持ちよくなってもらいたいから。
乳輪へ徐々に迫るとアレンの反応も合わせて大きくなる。
乳輪の周りを円の様に舌を動かし、中心の突起物へ少しずつ近づいていく。
焦らす様な動きからジワジワと下部へ伝わる強くなる刺激に乳房の先へ到達した頃、大きな快感に思い切り背中を反らした。


「ふああっ!!?」


柔らかな乳房も、刺激によって周りの肉を寄せ集めピンッと天へ向けて象徴を示す。
敏感になった乳房を更に追い上げる様、口内で吸い上げチュクチュクと舌を絡める。
上半身だけで高ぶる快感、アレンは癖にもなりそうなくらい素直に感じていた。
元々胸の攻撃は弱いアレン、こんなじっくりとした愛撫に反応して下部の溝からは熱い蜜がいつも以上に溢れているのを自ら感じ取る。
自分がとてつもない淫乱に感じて思わず顔を隠してしまう。


「アレン、顔隠さないで見せて?」
「や…、僕恥ずかしい…。自分の身体が可笑しくて…すごく変に…」


自分の愛撫によってここまで反応し、恥ずかしがる彼女にかなり嬉しく思う。


もっと…焦らせたい。


元々悪戯心の旺盛なラビ。
アレンの望みを後回しし、身体中の色情事でも普段滅多に触れない様な指の間や臍の窪みまで執拗に舌での愛撫を繰り出す。
ビクビクともう耐えられないと言う様にアレンの太股はギュっと閉じ、溢れる蜜をこれ以上零れさせない様にと懸命に押さえようとしてるがそれも無意味に蜜は大量にシーツへ染みこみ広がる。


「も…お願い、下…触ってください…ひっく…」


焦らされ我慢に耐えられなくなったアレンは泣き出してしまう。


(ちょっと焦らしすぎ?)


そんな泣き出すアレンの姿も可愛いと思うラビ。
散々焦らした後、漸くとアレンの膝裏を抱え、両側に開脚する。
触りもしていないアレンの下半身は既に蜜が大量に溢れ、全体をイヤらしく濡らしていた。
ヒクヒクと既に受け入れ態勢を示す花弁にラビは興奮にゴクリと生唾を飲み込む。
人差し指で溝に沿って蜜を絡め取ると突然の刺激の強さに大きく身体を振るえさせた。


「んあっっ!?んんっ…!」


痒みとも似ている刺激。
触れると更にその感覚は大きいものへと変わってくる。
もっと触れて欲しくて…アレンのお願いは次第に大胆なモノへ変化していった。





←BACK NEXT→





戻る