ザシュッ!!!


「!!!」


本気で殺されると思いきや、ナイフが触れたのはアレンの着ていた服だけであった。
肌着ごと勢いよく切り裂かれ、今まで隠されていた禁断の肌が露出する。


「ふっ、思った通りよく育ってる」
「!?」


何が起きてるのかアレンは理解出来ず、ただ下手に手も口も出せずされるが儘。


「あ、あの…し…師匠?」


『お仕置き』だと思ったアレンだったが、どう待ってもクロスの行動は『お仕置き』と程遠いものだった。
露出した首筋から下へゆっくりと舌を這わせ、まるで猫の様な動物の仕草と酷似している。


「師匠…『お仕置き』では無いんですか?」
「『お仕置き』さ。ただまだ今は前触れというだけであってな」


前触れ?


途端、アレンの様子が変わる。
クロスの触れる箇所に敏感に反応する、しかしそれがどういったモノなのか理解までに思考が追いつかない。
だが下へと移動してくるに従い、アレンの頭に嫌な予感がよぎる。
柔らかな乳房にクロスは優しく触れるとアレンは大きく身体が揺れた。


「し、師匠?!そこは…っ」
「何だ感じるのか?敏感だな」


ようやく理解出来た。
以前リーバーさんあたりから無理やり貸し出された『H』な本。
「お前も男なら溜まるだろ?」と訳解らない事を言われて。
基本的な性教育は師匠に教えられたが、行為そのものなど教わる訳でもなく、そういう細かい色事情は
『そういう』本によって知識を得たが…


アレンは自分自身にこんな事されるなど考えもしなかった。


ていうかこういう行為が何で『お仕置き』なんだろ??
たしかにこういう行為の目的としては子供を作るという以外ではお互いの快楽を得る為だという情報は
色々貸し出された本とかに載ってたけど…。
普通『お仕置き』って痛かったり辛かったりするものじゃ無いの?


俗物な雑誌を貸された割りにはイマイチ理解が追いつかないアレン。
経験が無いのだから仕方無いと言えば仕方無いのだが。
後に『お仕置き』の意味が理解した際、本当の地獄を見る事になる。
…人によっては天国になるのかもしれないが。




アーメン…






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