クチュ…ピチャ…ッ
「あ、あぁ…っ!ヤ…っ」
膣内に収まる指、初めは異物に辛かった為か苦しい表情をしていたシンも次第に反応を示す。
片方、胸の果実を口内で転がしもう片方では優しく揉み解す。
熱く高ぶる身体にシンの限界は今もうそこに来ていた。
「シン…すごいな、指3本は軽く入ってる」
「や…ぁ!言うな…っ」
恐らく初めての快楽だろうと思われる身体、一度達してからよりも今、絶頂の近い状態の方が自分の熱く高ぶる自身を
受け入れやすいだろうと、アスランは指を引き抜き一度シンに熱いキスを送る。
「シン、入れても…良いか?」
「っ…早く、アスランを感じたい…」
恥じらいながらも自分の気持ちを正直に言うシン。
解れた泥濘にアスランは自分の杭をゆっくり打ち込んだ。
「…………っっっ!」
「く…っ」
熱い衝撃に歯を食いしばり我慢をするシンに対し、アスランはキスを送りながら硬くなった緊張を解していく。
身体中に愛撫を施しゆっくり埋め込まれるその隙間からは増量されてきた愛蜜によって生々しい水音が響いてきた。
愛しい人を体内で感じながらシンは歓喜に酔いしれる。
全てをアスランでいっぱいに埋め込まれ、その熱い杭に身体は自然と絞めつけ絶頂まで追い上げようとしていた。
「…っ、シン平気か?」
「んん…っ、ふ…ぅ…すごいアスランの熱い…」
「俺も、お前の中熱くて気持ち良いよ」
ゆっくり内壁を辿る様に擦り、時には最奥まで強く打ち付ける。
強弱な動きによってシンは握るシーツを強く引っ張りながら下部に力を込め、絶頂へと高ぶりが追い上げ身体を大きく揺らした。
「ああああーーーーーっ!!!」
快楽によって頬を染め、生理的に流れる涙。
絶頂への表情にゾクリと興奮を高め、アスランも直前で引き抜きシンの身体の上へ己の高ぶった証を弾け飛ばした。
「はぁ…はぁ…」
ドクドクと早く鼓動する心臓に合わせ、呼吸も荒く乱れる、それと同時にシンは残る痺れに暫く身体を震わせていた。
「大丈夫か…?」
「ん…平気」
気持ちと共に繋がった身体、本当に自分を愛してくれてるのだと再び涙する。
「シン!?」
「…ごめ、違うんだ…。嬉しくて…」
好きになった人と繋がった事がこれ程までに嬉しく思った事は無い。
アスランの胸に蹲りながらヒクッ…ヒクッ…と暫くは涙を流していた。
「…行くのか?」
「うん…、お呼びかけられちゃったしね」
「まだ疲れてるだろう?」
「大丈夫だって、それよりもアスランもお姫さんの所に戻らなきゃいけないだろ?」
「あぁ、忘れてたな」
「クスクス、お姫さん可哀想」
再び熱いキスを交わし、シンはその部屋の扉へ向かう。
「シン、今宵だけだという約束は無しでも良いか?」
「…」
後ろから抱きしめるアスランに伝わる鼓動を感じながら。
「また…お前を感じたい」
「アスラン…」
残された時間直前まで抱きしめていた。
背中越しに伝わる体温に暫く酔いしれるシンは抱きしめる腕に触れ、自分から離させると振り返り向き合う。
「それは無理だよ…俺はザフト、アスランはオーブの人間でもうザフトの人間じゃ無いから…」
「立場的にはそうだが…、でもまた逢いに行く。カガリ一人にオーブを任せられる様になったらお前の側へ行く!
…だからそれまではこれを証だと思って受け取ってくれないか?」
襟の中に隠された首元の鎖を外し、鎖に繋げられていたのは一つの宝石が輝く指輪。
「亡くなった母の唯一の形見なんだが、シンこれを受け取って欲しい」
「…!?」
指輪が下がる鎖をシンの首元へ下げられる。
「でも形見って…!大事な物なんじゃ…」
「大事な物だからこそ、お前に持っていて欲しいんだ。俺が常にお前を想っている証として…」
「アスラン…っ!」
再び抱きしめ、二人は熱い口づけを時間の限り交わし続けた…。
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