「んあぁ…っ!」


送られる内部への塊は既にシンにとってその内壁は欲して止まないと言わんばかりにすんなり受け止める。
つい昨日まで苦痛としか思えなかったのにこうも埋め込まれる感覚に慣れつつある自分に悔しさがあるものの、
その反面快楽として喜んでいる自分もいる事に認めざる終えない。

ジュプッ!ズ…ッぐちゅ…!

快楽から生まれる亀頭からの蜜と後ろ内壁の分泌液、身体の喜びは隠しきれるものでは無い証拠として
水音が二人の耳元へ入ってくる。


「あー…っ、くぅ…!ゃあ…ん」


自分でも見っとも無いと思える程乱れた声なのにそれでも止む事の無い発する言葉、しかし相手の男から
してみればその甘い鳴声はゾクゾクと思考を酔わせた。


「ん…くっ…シン可愛い…ほん…と好きだ…」
「ひゃ…っ、あぁっ、はっ…ぁっ…やぁっ!またおっきくな…っっ」


更に興奮が高まったのか内部に埋めこむキラの肉棒は更に質量が増す。
増える圧迫にシンの内壁はそれでも受け止め、広げられる入口は受けつつもキュッキュッと小刻みに締め付
けていた。
みっちり埋め込まれる内壁は擦られる度に二人の分泌液が合わさり内壁内に擦り込ませる。
これでもかと言う程奥までグングンと押し込めればシンの身体は胸を突き出し淫らに唾液を零して喜びに声を
張り上げ、先程まで目の前の男に悪態を示していた人物とは思えない程。
何度とも分からないシンの雄は内部を突きつけられる度ビュクビュク性を吐き続けていた。
どれだけ精液が蓄えられてるのかまるでそれは無制限にも感じる。
自分で吐き出した体液によってシンの腹の上や顔には飛び散った白い液で大量に溢れていたのだが本人に
とってはもはやそれに気にしている状態などでは無い。


「あーっあぁーっ!も…出な…っっひぅぅ」
「駄目だよ…っ、まだ出るでしょう?」


空にするまではと何度も硬度を保ったままのキラはもはや絶倫かと思わせる程だった。
体制を変えれば敏感である乳首をしゃぶったまま下半身を動かし、更に興奮を焚きつけようとキラは中々解放
を許してくれない。
既にシンの張り上げる声も限界からか掠れが聞こえる、終えた頃には恐らくまともに声が出ない事だろう。
溢れる涙を舌で拭いながらキラはシンを愛しそうに見つめれば大量に呼吸をしていた為か乾ききっている唇を
猫の様ペロリと舐める。
そんな仕草に目を薄く開け、目の前の男にシンは自ら唇を奪った。
もっと、と甘える可愛らしい彼にキラは存分に受け答え、緩く下半身は突き上げながらも二人の口付けは
離れては何度も舌を絡めていく。
何とも言えない幸福感にシンは酷く戸惑った。

(何…?俺喜んでる…??相手は最低な男なのに…)

彼に抱きしめられ、キスを与えられ…。
あれだけ酷い仕打ちをされていたのに今はまるで本当の恋人の様にに与えられる甘さをシンは信じられない程
幸せに満ちていた。


「何で…?俺にとってアンタは嫌な奴な筈なのに…」
「好きに…なった?」
「…」


わからない。
肯定もしなければ否定もしない。
戸惑う瞳にキラはふ…と笑みを浮かべれば彼の額へ軽いキスを送った。


「別に今すぐ好きになってなんて言わない。少しずつでも僕を見てくれれば僕はそれで良いから…」


先程の仕打ちから思いもよらない優しい言葉。
シンは驚愕の瞳で見開き、相手が本気で自分を欲している事を初めて知ったのであった。














●言い訳●
甘くなった…。
鬼畜から甘々…。
書いててこの二人の関係が羨ましいと嫌悪した(笑)






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