噛付く様な先程の口付けとは違う触れる唇が思いの他柔らかく、その心地良い甘さに抵抗も忘れ思わずじっくりと味わうシン。
抱きしめる密着されたその自分の腹部あたりに何か違和感を感じる。

（！？）

その正体が相手の男の一物だと解ると抱きしめる相手の身体を力づくで引き剥がした。

「やだ！来んな馬鹿！！何おっ立ててるんだよ変態！ムッツリ！！」

突然我に返ると相手に対して拒否反応を示した。

「酷い事言うなぁ、セックスするなら当然の現象だろう？」
「セ…？！」

あまりにも露骨な言い方にシンもあんぐりと言葉を失う。
先程まで自分に対し愛の告白をしてきた者と同一の言葉とは思えない。

「アンタやっぱ最低だ！俺に近づ…」

「近づくな」と言いきる前に相手の体重が押し付けられ、再度冷たい土床へ共に倒れこむ。
噛付く様な激しい口付けを与えられ、辺りの素肌には撫でる様に目の前の男が手を滑らせる。
口内を貪られ、手の触れる先は柔らかな乳房と主張するその先の果実。
その触れ方がいやらしく、クリクリと指の腹で弄る行動にシンの身体はピクピク小刻みに震え、口内を動き回る舌は上壁をなぞり
逃げ回る舌を絡ませてはつつ…と舌の表を滑らせる。
こそばゆい様な口内の愛撫、その上胸の敏感な先は両の胸を同時に指先の腹同士で摘まんでは左右に皮膚を擦りつけていく。
初めてのそんな感覚に追いつかずシンはそのまま抵抗を忘れ、与えられる極楽を受け入れた。

「んん…っ、ん、ん…」

その気持ち良さから口付けされてる唇から漏れる甘い声はアスランへの快楽中枢への刺激ともなり、ゾクリと背中を振るわせる。
暫くして離れる舌先は互いの唾液で銀色の糸となり『つぅ…』と重力によってシンの唇より下へ流れる様に落ちた。
早まる呼吸に火照るその表情はまさにアスランにとって媚薬そのもの。
慣れないこの感覚に既にシンの思考は相手に奪われたままで終わる。
首から鎖骨へと移動する愛撫にピクリとこそばゆさなのか快楽への反応なのか…、しかし反応するその高鳴る声は甘く、
触れる唇が胸の先へと到達する頃は更に囀る小鳥の様に澄んだ上、色の混じる声を開く唇から洩らしてしまう。
まるで動物の様に上下舌を動かし、赤い実へと色づくそこへまるで味わうのか、口内へ含み赤ん坊を真似るかの様に吸い付いては
時には歯を立てる。
甘い中にスパイスを与えられるその感覚は身体の熱を上げるには十分の調理であった。
片方の空いた指は下部へと移動を始め、若い産毛の生やすその柔らかなソコを軽く撫で回す。
その柔らかい産毛を堪能する一方、擽りの中の奇妙な感覚を撫でられ身体の反応は少しの刺激だけで相手に
快楽からの振るえを伝える。
そして溝にそって中心へと指が触れると既にその場所からは大量とも言えるほど溢れる蜜が…。

「あぁ！や…っ、そこは…！」
「くす…、結構感じやすいんだな？」

身体を割り込ませ、隠された秘部は嫌でも無理やり開かされてしまう。
先程よりその主張を目撃出来る体制にシンは恥ずかしさから両の腕で顔を隠し見えない様にするが、逆に隠そうとする
その意地らしさが相手を興奮させようとは思いもしないであろう。
蜜を絡ませ濡れた人差し指、溝から主張する小さい真珠に円描く様触れるとシンの身体は大きく振るえさせた。

「ひゃっ？！そこ嫌だぁ！」

否定する言葉も無視し、しつこいとも言える程硬く主張するソコを撫で回すと開いている足全体がビクっビクっと大きな反応を示す。
すでにグチョグチョに蜜に塗れる花弁は指でなら簡単に受け入れる準備は整っていた。
そっと人差し指を差し込むと簡単に根元まで飲み込み、その内壁はキュっと待ちわびていたかの様に絡めていく。
以外なヤらしい身体にアスランの表情は既に理性が失い欠けていた。
胸を愛撫しながら花弁を掻き分け内壁をいつの間にか増えた指でグチュグチュと抜き差しを繰り返す。
シンの鳴く声は甘いを通り越して悲鳴に近い物があった、それは初めて迎える限界であり、その様子を覗いたい欲望に
見下ろしながら片手では小さくそそり立つ宝石を弄り、もう片方は内壁をくの字に時折動かしながら抜き差しする。
止まらないブレーキにシンの快楽中枢は頂点まで一気に駆け上がった。

「ふあぁぁぁーーー！」

容赦ない指へと絡まる絞めつけが自分のそそり立つ雄に変換させればどれだけの快楽を得られるのかとアスランの咽喉元に
溜まる生唾がごくりとその身体の中へ流れる。
その官能的なシンの身体は脱力から既に受け入れ態勢は整っていた、両の足を抱え熱くなる自分の肉棒を蜜に溢れる
その花弁の入口へ宛がい、そしてその滑りを利用して内へと埋め込む。
一度熱を解放した内壁は既に狭まっており、無理やり掻き分ける太い杭に内壁は悲鳴を上げる。

「ヤ…っ！痛っ…痛いっ！！」

思っていたよりも狭い内壁によりアスランもその熱く締め付けられる感覚へと声が漏れてしまう。

「く…！」

堅い岩で覆われた洞窟内はその打ち付ける水音と二人の荒い吐息が響き渡っていた…。

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