Bジェラシー
いつもの朝。
いつもの時間。
俺は学生である為規則正しい時間に毎朝起きている。
だが3人分の朝食を作らないといけない為、1時間は早く起きる様にしていた。
私服の学校の為、昨日とは違う服を選ぶのにとても面倒を感じてしまうが特に気になる女の子などいる訳でも
無いのでそこまで拘らない。
自分の支度を整えると朝食の準備に取り掛かろうと部屋を出た瞬間、隣の二人の部屋から大きな声を浴びせられる。
「アスランの馬鹿!!少しは反省するまで僕に触るな!!!」
あーまた喧嘩ですか?お二人さん。
そうやって喧嘩すると俺にまで被害が飛んでくる。
「あ、シン〜!もう聞いてよ!!アスランがね〜〜」
またか…
朝食自体は時間かからない。
だが1週間に一度はこうやって二人が喧嘩になる為、愚痴を溢すキラを宥めるのに多少の時間を使う事がある。
それがどの日の朝か分からないのでこうして毎日早く起きる事にしていた。
「はいはい、今日はそれでアスランにどんな事されたの?」
「それがね〜!」
まったくこれじゃどっちが年上だか分かったもんじゃない。
でもこうして自分を頼ってくれる事は嫌ではない。
しかしキラに関わると必然的にアスランがオマケにくっ付いてくるのが鬱陶しい所だが…
「だから今日から僕はシンの部屋で寝る!」
「…あーうんうん……て、はあっ?!」
おいおい…そんな事になったらアイツは…
「ふ〜んキラはシンの部屋で寝るんだ〜?」
「アスラン…」
だぁ〜もう!お願いだから静かな生活送らせてくれよ!
入り口のドアに背を凭れ腕組みをするアスラン、その目線はキラでは無く俺。
睨んでる睨んでる…。
こうやって嫉妬しまくってるアスランは後が面倒くさい。
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