G食される子羊








ある日小屋には二匹の親羊と生まれたばかりの子羊がいました。
しかしその親羊達には明日の生活にも困る程食事に困っていました。
そこで二匹の羊は飢えを潤す為に自分達の血が繋がる子羊を犠牲にしようと考えました。
若くて柔らかい子羊はとても美味しいであろうと二匹は逃げ道を塞ぎ、純粋無垢な子羊を二匹がかりで襲いました。
襲われた子羊のその後はどうなったのか誰も知りません。
ただ判っているのは白いと思っていた二匹の羊が実は白い皮を被っていた黒の毛を持つ羊だったそうです。
白い毛で生まれた純粋な子羊は二匹の欲を満たす為だけに生まれた存在だったと人々は語り続けられていました。







【物語作家:シン】



ボーとする意識でありながら今の心境を例えた物語にしていくシン。
結構俺って才能あっちゃったりして?なんてな。
まさに食われようとしているこの状況、いつの間にか増えてる指の数は既に3本となっている。


「それじゃあ、シンの『初めて』を頂くよ?」


意味の無い確認をするキラのそそり立つ象徴を指で慣らした入口へ宛がう。
明らかに指とは違う太さに恐らく痛みは避けられないと覚悟する勢いでギュっと目を瞑る。
キラだっていつもこんなの受け入れてるんだ痛いのは最初だけ、うん最初だけだ。
体験した事無い未知の世界は正直恐怖を感じる。
そして、キラはその熱い肉棒をゆっくりと蕾を掻き分け押し込めた。が、その衝撃は簡単に考えていたものとは
かけ離れている程苦痛に強いられた。
半端じゃなく痛すぎる!


「いっ…!?イ、痛いっ痛い!!裂けるってキラぁ!!!」


その半端でない痛みは耐えられる程のものでは無かった、音にしたらきっと『ミリミリ…』って皮膚を無理やり
伸ばされて今にも裂けそうな感じ。


「え?痛いって、まだ先の方少し入れただけだよ」


何で?みたいな顔をするキラが信じられなかった、何でこんな痛いモンを受け入れられるんだよ!!
すると苦痛に暴れる俺に対し、キラは懸命に押し込もうとするのだが力の入る強張った身体はそれ以上キラを
受け入れまいと拒否反応を示す。


「こら!もう少し力抜いてよ入らないじゃないか」
「無理だって!!元々そんなの入れる場所じゃ無いだから!」


あまりの痛さから俺は涙目でキラに訴える、すると今まで大人しく黙り込んでいたアスランが等々口を出してくる。


「だから言っただろう?女とは勝手が違うんだからキラにシンの最初は無理だよ」
「だって僕はちゃんとシンのここ慣らしたよ?!」
「でもキラの自体は濡らしてない訳だろう?しかもそんなゆっくり入れようだなんて逆に痛いのなんて知らないだろ」
「えっ?」


やっぱりなって顔でアスランからは溜息が零れる。


「ここは俺がするよ」
「やだ!僕がシンの最初をするって言ったじゃないか!」
「そんな事言って、ほらシンは今のキラの失態で怖がってるじゃないか。そんな状態で入れようとなら痛みは半端じゃないよ、
キラはシンに嫌われたいのか?」
「う…」


ここでアスランがバトンタッチとでも言う様にキラのいた場所へと立場を替えてきた。
しかし何かを思いついたらしく一度部屋から出ていこうとする。


「ちょっと必要な物があるから待ってて」


すぐに戻ってきたアスランの手にしているのは何か軟膏チューブの様な物。
そして力の篭る俺の身体の態勢をうつ伏せに直すと突き出す様な形の尻を掴まれ、先程キラに突っ込みかけられた
肉壁の入口を優しく指でなぞる。


「あーやっぱり無理やり入れようとしたから少し切れて赤くなってるな」


ピリっと感じる小さい痛みにビクっと震える。


「ちょっと消毒」


え?と思った時には遅かった。何とアスランは信じられない事にその蕾に舌を這わせてきたのだ!


「んあっ!」


ゆるゆると動くその生モノは傷となってる場所を中心に唾液を塗りこんでくる。
汚いと思う場所なのに何故か気持ち良くてそんな自分が恥ずかしくて、うつ伏せにされている事を良い事に
シーツへ顔を埋めて漏れる声を必死に堪えた。


「んー…っ、んん!」


ぴちゃぴちゃ響く水音の正体が俺の穴を舐めてるアスランの舌だと思うとかなり恥ずかしくてどうしていいのか解らなくなる。
次第に力が抜けたのを見計らってか、俺に触れるモノが無くなると解ると俯く顔からアスランの様子を覗う事が出来た。
先程持ってきた軟膏チューブの様な薬の中身を指に乗せるとヒクつく蕾へ大量に塗ってきた。
普通の薬でないと判る滑りの良さ、それは『その』為だけ専用のローションだというのを理解する。
更にアスランは自分自身にも同じローションを塗ったくり、十分だと言うくらい丁重に塗ると先程のキラと同じ様に
濡れまくった入口へモノを宛がう。
また先程の痛みを思い出しその恐怖から歯を食いしばってしまうのだが、それは予想を反していた。
アスランの肉棒の先をキラがゆっくり差し込もうとしたのとまったく逆、一息に入れられるのだがローションの助けもあってなのか、
アスランのモノは簡単に受け入れる事ができた、それに先程の苦痛はあまり無い。
何でこうにも痛みの差があるのかと疑問を感じる所だ。
そして安心からか身体の力が抜けると同時にアスランの自身はゆっくりと奥へと内壁を掻き分ける。


「は…あぁっ、んん…!」


異物による圧迫感は変わらないのだが明らかに色を出す声はとても正直だと思う。
やはりアスランに任せて良かったと先程の痛みを思い出したくなかった。


「シン、痛くはないか?」
「んん…っ、ぁ…お腹くるし…」


腸内を異物が埋め込まれているのだから仕方ない。
すると態勢を元に戻す様に仰向けにされ、複雑そうな顔をするキラにアスランは上半身への愛撫を指図する。
与えられる胸への愛撫に出し入れ繰り返される下半身の刺激、思ったよりも悪くは無いかもしれない。
キラの気持ちが少しだけど判ってきた…かも。





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